失敗しない弁護士の選び方
このホームページをご覧いただいているということは、相続問題のお悩みを解決できる弁護士をお探しなのかと思います。
しかし、最近では弁護士が運営しているホームページが非常に多くなり、どの事務所に相談すればいいか迷ったというお声も聞かれるようになりました。
そこで本記事では、高知県にて弁護士を10年以上経験してきた私から相続問題における弁護士の選び方のポイントをお伝えしたいと思います。
目次
相続問題の解決実績を多数持つ弁護士事務所に依頼する
ポイントは、多数の解決実績を持つ弁護士だけでなく、弁護士事務所であることです。
相続に関する問題は手続きが多数に及ぶため、弁護士事務所内での事務職員との連携が必須です。戸籍を集めるだけでも弁護士だけでは限界があります。
そして、高知県においては、事務職員がそもそもいないという事務所すらあります。また、高知県では、事務職員がいたとしても、電話の応対や簡単な雑務をするだけという事務所が多いと思われます。このような事務所の場合は、手続きに非常に時間がかかるということがあります。手続きを迅速に進めるためには、相続手続きに慣れている事務職員の存在が欠かせません。
以上から、相続に強い弁護士だけでなく、解決実績を多数持つ弁護士事務所に依頼すべきと考えます。
弁護士費用が分かりやすい弁護士に依頼する
弁護士費用は、主に着手金と成功報酬に分けることができ、それぞれ訴額や経済的利益で決まることが多いです。しかし、相続の問題で訴額をいくらに設定するかは難しい問題があります。
例えば、売却困難な不動産や評価の難しい株式などの遺産があるようなケースでは、全てを金銭評価して訴額とすると、着手金が高額になることもありえます。
また、相続の問題は、たとえば遺産分割協議でも、交渉→調停→審判と手続きを踏んでいくことがあります。このような場合に、着手金でどこまでやってくれるのか不明確であれば、追加の着手金が手続き毎にかかるということもありえます。
メリット・デメリット、出来ることと出来ないことを説明する弁護士に依頼する
相続の問題は、親族間で感情がからむことが多くあるため、依頼者のお考えと法律に齟齬が生じているということもあります。また、デメリットの大きい手続きをご希望される方もいらっしゃいます。当然、なるべく依頼者のご希望に沿う形にはさせていただきますが、当事務所ではメリット・デメリットの説明をするようにしています。
手術に例えさせていただくと、患者がいかに希望するからと言って、デメリットの大きい手術を少なくともデメリットを知らずに受けさせるべきではないと考えています。また、感情が絡むことから、法的には難しいことを実現してほしいと希望される方もいます。
たとえば、相続分があるのに一切特定の相続人に遺産を渡したくないというようなご希望です。当事務所では、法的に出来ないことは難しいと必ずご説明するようにしています。
このような弁護士は頼りない、弱い弁護士であると思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、出来ないことに固執することは長期化の原因にもなります。また、法的に筋が通らないことを延々と主張するのは、裁判所の心証もよくないです。そして、出来もしないことを出来るとして訴額だけを大きくし、着手金だけが高額になるという事務所もありえます。
最後になりますが…
相続トラブルは、親族間の問題でもありますし、精神的負担が大きくなる傾向にあります。また、故人を失った悲しみも大きいです。そこに弁護士選びでさらなる精神的負担を負って欲しくないと思っています。
当事務所は、ご相談のみの対応も可能ですので、ぜひお気軽に連絡ください。